ゼンブパスタソースの開発ストーリー

ゼンブパスタソースは、プラントベース、グルテンフリーでありながら驚きのおいしさを提供する、ということを目標に開発をスタートしました。そのためにこだわったのは、「素材の持つおいしさを最大限活かす」ということ。添加物に頼らない味づくりでおいしさを実現するために、試作を繰り返していました。

自分たちで納得した品質までもっていったときに、プロの意見を伺いたいと思い、イタリアンの巨匠・本多シェフのもとを訪ねました。そして、そこからさらに改良の日々が始まりました。

リストランテホンダ本多哲也シェフ

04年東京・北青山にリストランテホンダをオープン。15回星を獲得した人気店。季節ごとの素材本来の個性を活かした料理に定評がある。

数度にわたる試食とミーティング。シェフから新たなアイディアをいただくことで、単なるプラントベースではなく、おいしさも納得してもらえるソースに生まれ変わりました。ゼンブヌードルだけでなく、小麦のパスタでもおいしい、多くの人に満足していただける品質を実現しました。

一番こだわったのは、完熟トマトのさわやかなおいしさをソースにすること。シェフのアドバイスのもと、ミニトマト・トマトピューレー・トマトペーストのバランスを追求しました。隠し味にバジルの爽やかな香りと岩塩のまろやかな旨みを加えることで、さわやかな中にも深みのあるパスタソースを実現しました。

トマトを多く使うと単なる野菜入りトマトソースになってしまうため、シェフのアドバイスで香味野菜を増やし、さらにコクを加えるために味噌を加えました。また具材感を出すため、白いんげん豆をマッシュして配合することで、野菜だけでは難しかった食感を出し、満足感のあるソースに仕上げました。

たまねぎとナッツで作ったクリームソースには、甘酒の甘みとえのきの旨みを加えてクリーミーな味わいを楽しめるように仕上げました。難しかったのは、コクとキレのバランス。シェフから教えていただいた隠し味のお酢を配合することで、クリーミーさはそのままに、キレのある味わいのソースを実現しました。

きのこの旨みと香ばしさを引き出すため、４種類それぞれに合わせたサイズにカットし、丁寧にソテーしています。さらに、きのこを活用した独自製法によりとろみを出し、麺に絡みやすい本格的な仕上がりに。シェフのヒントでフライドガーリックオイルをプラスして、華やかな香りも楽しめるソースに仕上げました。