食習慣に変化を! 発酵性食物繊維“レジスタントスターチ”の力で。

目次

ポイント

  • “腸の健康”のために積極的に摂取したい成分「レジスタントスターチ」
  • 「レジスタントスターチ」には、血糖をコントロールしたり、おなか周りの脂肪を減少させる効果の報告あり
  • 他の主食素材(小麦・米・玄米など)に比べ、「レジスタントスターチ」が多く含まれている素材、「黄えんどう豆」

レジスタントスターチとは

小腸での消化を免れ、大腸の奥まで届く特徴を持つ“レジスタントスターチ”は、腸内の毒素の生成を抑制し※1、腸内細菌叢を改善の役立つ※2と考えられており、“腸の健康”のために積極的に摂取したいものです。

レジスタントスターチの機能

“レジスタントスターチ”の機能に関して他にもうれしいニュースがあります。血糖をコントロールし※3、総コレステロールやLDL-コレステロールを低下させる可能性があり※4、また、おなか周りの脂肪を減少させる効果※5も報告されています。

レジスタントスターチが多く含まれている素材

今までの食習慣を変えるきっかけとして、発酵性食物繊維※6である“レジスタントスターチ”に注目してみるのもよいと考えます。ただ、何を食べれば良いか分かりづらい方も多いと思います。

従来の食物繊維に加え、レジスタントスターチも持ち合わせ、近年注目されている素材に「黄えんどう豆」があります。素材に含まれるレジスタントスターチの含有量を分析し、他の主食素材と比べてみると、「黄えんどう豆」は、小麦・オーツ麦・米・玄米と比較して4.2倍以上、大麦と比較しても3.5倍、含まれていることが分かりました。

監修 : 青江 誠一郎

大妻女子大学家政学部食物学科教授/一般社団法人日本食物繊維学会理事長