情緒漂う東京の蔵前に事務所兼アトリエを構えるデザインユニット「goyemon(ゴヱモン)」。日本に古くから残る伝統文化に最新技術を組み込むという手法で、エアソール付属の雪駄「unda-雲駄-」をクラウドファンディングで発表。瞬く間に若者の間で大きな話題を呼び、今やさまざまな大手メーカーとのコラボレーションを成功させています。そんな彼らのショップは、月に数回のみオープンするという希少性も手伝って、開店時には多くの人が訪れます。この日、お店に伺うと、壁一面に美しく陳列されたプロダクトが出迎えてくれました。
自分たちの好きな世界観を発信
伝統的な和の履物。けれど、現代の暮らしでは馴染みが薄れてきたことから、多くの若者には縁遠かった雪駄。そこにハイテクなエアソールを融合することで、まったく新しい履物に昇華させたのが2人の開発した「unda」です。履いてみるとスニーカー感覚で足にフィットして、普段着と合わせることで見慣れた装いさえ新鮮に見えるから不思議。
「昔から日本の伝統的な生活用品に興味があったんです。とても実用的なデザインが多く、装飾ひとつ取ってみても意味があるものばかりで」と大西さん。けれど、古いデザインでは現代の暮らしにフィットしにくい。だからこそ、最新技術や今の感覚が必要だったと話します。
多忙な仕事のお供に、
お手軽なZENB
現在、大手ブランドとの共同企画も立ち上がり、多忙な日々が続くものの、他にスタッフは雇わずに大西さんと武内さんの二人三脚で仕事を進めるgoyemon。昼食を取るにしても、打ち合わせの途中に何かをつまむ、という日が増えてきました。「そういうときに、お菓子でお腹を満たすのではなく、きちんと栄養が摂れて、それでいて打ち合わせ中でも食べやすい、というのが助かりますね。最近よく選んでいるZENBのスティックやベジバイツは、片手で気軽に食べられるので仕事中にも重宝しています」と言うのは武内さん。
野菜の加工食品の味に期待していなかったものの、食べたら素材を活かしたおいしさに驚いたそう。「それぞれに野菜の味がしっかり出ていて、食べやすい。甘過ぎないところも男性には良いですね。しかも、1本で腹持ちも良いのも魅力です。いろいろな種類があるので試せる楽しさもある。添加物に頼っていないところも安心しますね」とのこと。ポリフェノールの豊富さも、忙しい2人にとって重要な要素だと話します。
大切な休日こそ
おいしい食事で労りたい
2人が好きなものは、伝統工芸やデザインの他に「食」という共通点も。どちらも料理をすることが好きで、忙しさから解放された休日には、凝った料理に取り組むことも。この日はZENBの「マメロニ」を用いて、大西さんが武内さんにレモン風味のパスタを振る舞い、武内さんもその腕前を大絶賛。黄えんどう豆100%だから食物繊維もたっぷり。健康面も気づかう2人にとっては重要なポイントです。
伝統に進化と発展を加えて
新しい伝え方を生み出す
2人がZENBの商品に特に共感したのが、ZENBの目指す未来の食の在り方だそう。ムダをなくすという古くから日本にある考え方に植物をまるごと使う最新技術を取り込むことで、新しい食生活へ刷新していく。伝統や文化に新しい技術を融合しているgoyemonの商品づくりとリンクするものがあると話します。
武内さんの長く使っている愛用品
「ノースフェイス」のUSAラインから発売されたバックパック
5年前に「ノースフェイス」のUSAラインから発売されたバックパックを長らく愛用している武内さん。日本が手がけるカバンの機能性にノースフェイスがインスパイアされ、商品名が日本語の「Kaban」となった、いわば逆輸入的なアイテムに一目惚れ。ノートパソコンが入る大きなポケットや小分けに収納できる多数のポケットが搭載され、何よりロゴが目立たないデザインが気に入っています。
RECIPE
豚バラレモンのワンフライパンマメロニ
ワンフライパンで作れるのが魅力。豚肉の出汁とマメロニの茹で汁も余すことなく使うことで、15分で作ったとは思えない味になります。シャキシャキの水菜と、さっぱりレモンがアクセント。とっても簡単で、満足度の高いマメロニメニューです。胡椒をたっぷりとかけるのがおすすめです。
PROFILE
大西藍さん(左)武内賢太さん(右)
高校の同級生の2人でデザインユニットgoyemonを結成。”違和感のない違和感”をコンセプトに、日本に昔からあるアイテムを最新技術でリデザイン。今後は空間デザインのプロジェクトも始動。
www.goyemon.tokyo
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